モデルケース2026年11月4日

施工事例の写真から、インスタの投稿文をAIで作る投稿文とハッシュタグの下書きを、1本60分から15分に

工務店の社員が施工事例の写真をAIに渡し、インスタグラムの投稿文の下書きができあがっていく様子のイラスト

施工事例をインスタグラムに載せたい。スマホの中に現場の写真はいくらでもあるのに、投稿文を考える時間が取れず、気づけば数か月止まっている。地域の工務店やリフォーム会社で、よく聞く悩みです。この記事では、現場の写真と短いメモから、投稿文とハッシュタグの下書きをAIで作る方法を、工務店のモデルケースで紹介します。写真を読み取れるAIなら、特別な道具はいりません。

会社
G工務店/地方都市の工務店(新築・リフォーム)
規模
従業員12名、広報の専任なし
困りごと
インスタの投稿が月1回あるかないか。文章を書くのが苦手で、毎回1時間近くかかる
対象の業務
施工事例の投稿文・ハッシュタグづくり

困っていたこと

  • 投稿文に1本1時間
  • 書く人が限られる
  • 投稿が続かない

やったこと

  • 写真とメモをAIに渡した
  • 会社の書き方を前提メモに
  • 人が事実と表現を確認

変わったこと

  • 1本15分ほどに
  • 週1回の投稿が続く
  • 問い合わせのきっかけに

なぜ、投稿が続かないのか

G工務店では、現場ごとに写真はたっぷり撮っていました。止まっていたのは、写真を選んで、文章にするところです。何を書けばいいか迷い、言い回しに悩み、ハッシュタグを調べているうちに1時間が過ぎる。忙しい週は、そのまま後回しになっていました。

AIに任せたいのは、この「文章にする」ところです。何を伝えたいか、どこにこだわったかは、現場を知っている人にしか分かりません。そこは短いメモで人が伝え、文章に整える作業をAIに任せるという分担にします。

施工事例の写真と短いメモをAIに渡し、投稿文とハッシュタグの下書きができ、人が確認して投稿するまでの流れの図解
写真とメモをAIに渡し、下書きを人が確かめてから投稿する

写真から投稿文を作る流れ

  1. 写真を選ぶ3〜5枚
  2. メモを書く3行で
  3. AIに渡す前提メモと一緒に
  4. 人が確認事実と表現
  5. 投稿する週1回
スマホの写真を前に、投稿文が思いつかず頭を抱えている工務店の社員のイラスト
これまで写真はあるのに、文章が書けずに投稿が止まっていた。
AIが作った投稿文の下書きを確かめながら、スマホで投稿しようとしている工務店の社員のイラスト
AI導入後メモを渡して下書きを作り、確かめて投稿するだけ。

1. 写真を選ぶ:完成写真のほか、工事前、工事中の写真があると、変化が伝わる投稿になります。3〜5枚ほどに絞ります。

2. メモを書く:「どんな依頼だったか」「どこを工夫したか」「お客様の反応」を、それぞれ1行で書きます。きれいな文章でなくてかまいません。

3. AIに渡す:写真とメモを、会社の書き方をまとめた前提メモと一緒に渡し、投稿文とハッシュタグの案を作らせます。

4〜5. 確認して投稿する:事実に合っているか、言いすぎていないかを人が確かめてから投稿します。

AIへの頼み方と、出力の例

頼み方の例 添付の写真は、当社が手がけた浴室リフォームの工事前・工事中・完成の写真です。 下のメモと前提メモをもとに、インスタグラムの投稿文を作ってください。 【メモ】 ・築30年の戸建て。冬の浴室が寒いという相談 ・床を断熱仕様のユニットバスに。手すりも追加 ・お客様「朝のシャワーが楽しみになった」 【条件】 ・最初の1行で、何の事例かが分かるように ・本文は200〜300字。専門用語は言いかえる ・最後に、相談の受付の一文を入れる ・ハッシュタグは、地域名・工事の種類・お悩みの言葉から10個前後 ・写真から読み取れないことは書かない
AIの出力(例) 【浴室リフォーム|冬も寒くないお風呂に】 築30年の戸建てにお住まいのお客様から、「冬のお風呂が寒くてつらい」とご相談をいただきました。 床が冷えにくいユニットバスに入れかえ、立ち座りが楽になるよう手すりも取り付けています。工事前と比べると、明るさも広さもずいぶん変わりました。 お引き渡しのあと、「朝のシャワーが楽しみになった」とうれしいお言葉をいただきました。 お風呂の寒さや使いにくさでお困りの方は、お気軽にご相談ください。 #浴室リフォーム #お風呂リフォーム #ユニットバス #ヒートショック対策 #手すり #リフォーム事例 #工務店 #〇〇市リフォーム #住まいの悩み #暮らしを整える

出力は、そのまま使うのではなく下書きです。G工務店では、地域名のハッシュタグを実際の市町村名に直し、お客様の言葉は本人の了解を取ってから載せるようにしています。

「らしさ」を出すための前提メモ

毎回ゼロから頼むと、AIの文章はどこかで見たような、似たり寄ったりの調子になりがちです。会社の書き方を1枚の前提メモにまとめて、毎回添えるようにしましょう。

前提メモに書くことG工務店の例
会社の紹介〇〇市で創業40年。地元の木を使った家づくりとリフォーム
読んでほしい人市内で、家の古さや寒さに悩んでいる40〜70代のご家族
言葉づかいです・ます調。やわらかく。絵文字は1投稿に2つまで
使わない表現「業界最安値」「絶対」「必ず」など、言い切りや比較の言葉
いつも入れる一文ご相談・お見積りは無料です(プロフィールのリンクから)
ここがポイント

前提メモは、一度作れば使い回せます。「使わない表現」を決めておくと、誇大な表現を防ぐのにも役立ちます。

投稿前に、人が確かめること

失敗例AIが写真から推測したことを、そのまま書く

避け方工事の内容、使った材料、期間などは、現場の担当者が事実かどうか確かめる

失敗例お客様の言葉や家の様子を、了解なしに載せる

避け方お客様の声、外観、表札、車のナンバー、室内の私物は、載せる前に了解を取るか写らないようにする

失敗例「最安」「絶対に寒くない」などと言い切る

避け方効果や価格の言い切り、他社との比較は避ける。前提メモに「使わない表現」として書いておく

とくに、写真に写りこんだ表札、ナンバープレート、家族写真、近所の家には注意が必要です。AIに「写真に、個人が特定できそうなものが写っていないか確認して」と頼むのも一つの方法ですが、最後は人の目で確かめましょう。

続けるための工夫

G工務店では、現場の担当者が完了時に「写真3枚と3行メモ」を共有フォルダに入れるルールにしました。事務の担当者がそれをAIで下書きにし、担当者が確かめて、毎週決まった曜日に投稿しています。

1本あたりの時間は約60分から約15分になり、月1回あるかないかだった投稿が、週1回のペースで続くようになりました。投稿を見た方からの問い合わせも、少しずつ増えています。

この記事は、SNSの投稿文づくりにAIを使うための一般的な考え方をまとめたものです。広告や表示に関するルール、写真の扱いは、各社の責任で確認してください。

よくある質問

写真だけ渡しても、投稿文は作れますか?

作れますが、写真から読み取れることには限りがあり、推測で書かれてしまうことがあります。「どんな依頼か・工夫したこと・お客様の反応」を短いメモで添えると、事実に沿った投稿文になります。

ハッシュタグはAIに任せて大丈夫ですか?

候補を出させるのには便利です。ただし、地域名は実際の市町村名に直し、事業と関係のないタグは外すなど、人が選び直してください。

お客様の家の写真を載せるときの注意は?

お客様の了解を取ったうえで、表札、車のナンバー、家族写真や私物、近隣の家などが写っていないか確かめてください。お客様の言葉を載せるときも、了解を取りましょう。

毎回同じような文章になってしまいます。

会社の紹介、読んでほしい人、言葉づかい、使わない表現をまとめた前提メモを毎回添えてください。メモに具体的なエピソードを1つ入れるだけでも、文章の個性が出ます。

※本記事の会社名・数値は、導入の流れを説明するためのモデルケースです。

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